光脱毛とは
毛の組成成分である毛根に熱エネルギーを利用したライトでダメージを与える方法が光脱毛です。
光脱毛は「フラッシュライト脱毛」とも呼ばれていて、熱エネルギーのライトを照射する事で「毛根」にダメージを与え、毛が生えるのを遅くしたり細く弱々しい毛しか生えなくしていきます。
「毛根」は、細胞分裂を繰り返して毛を作り出す「毛母細胞」や、「毛細血管」から栄養分を取り込んで毛母細胞に与える毛乳頭など、毛を成長させる組織が詰まっています。
つまり、「毛根」を除去しない限り、体毛は再生していきます。
光脱毛のライトの多くは毛の黒いメラニン色素に反応し、皮膚の肌色には直接反応しない事から肌にも優しいと言われています。
抜け落ちた毛穴の毛乳頭・毛母細胞は老廃物として自然に排出され、毛穴は収縮して小さくなります。施術を重ねれば重ねるほど毛は目立たなくなり、肌本来の美しさを取り戻すことも可能です。
光脱毛と毛周期の関係
毛周期とは毛が生え変わる周期のことを言います。毛周期は、毛が成長する「成長期」、毛が成長しきって抜ける直前の「退行期」、毛が抜け落ちて毛穴と繋がっていない「休止期」の3つをサイクルしています。
光脱毛のライトの多くは毛のメラニン色素に反応して毛根に熱を加えるので、毛が抜けて毛根と繋がっていない「休止期」は熱が毛根まで届きません。そのため、光脱毛は「成長期」に照射する事が効果的になります。
「成長期」の毛はいきいきとしてメラニン色素が多いので、光脱毛のライトがよく反応し、効果的に脱毛できると言われ、「退行期」や「休止期」の毛は毛の成長が止まり、毛根との繋がりが弱いものもあるため、「成長期」ほどの高い脱毛効果は得にくくなります。「退行期」や「休止期」で脱毛できなかった部分は、再び毛が生えて「成長期」となるのを待って照射する必要があります。
「退行期」や「休止期」の毛が「成長期」となるには2~3カ月かかると言われています。毛は一斉に「成長期」になるのではなく、全体の20%~30%が「成長期」に当たるので、平均的な回数を上げるとすると3~6回で全体の毛が少しずつ薄くなってきて、7~10回で自己処理が劇的に減ることが実感でき、12回以上でほとんど毛が目立たなくなります。
ムダ毛を気にしない生活になるには2~3年の期間が必要になることがほとんどです。
光脱毛の種類
IPL脱毛
「IPL脱毛」とは、「インテンスパルスライト」の略でショット式になります。
黒い色素に吸収される特徴を利用し、光を一瞬だけ強く放ち毛根にダメージを与える脱毛方法のことで歴史が長く実績のある脱毛方法です。メラニン量の多い、濃くて太い毛に高い効果が期待できます。黒々としたしっかりした毛ほど反応が出やすい脱毛方法ですが、メラニン色素が少ない産毛や白髪には反応しにくいとされていて濃い毛ほどの効果が認められないのがデメリットになります。
また、「IPL脱毛」で使われている光は医療で使われるレーザー脱毛よりも広範囲に照射されます。比較的肌へのダメージや痛みが少なく効果の実感も早く感じやすいですが、部分によっては少々痛みを感じる場合もあります。
MonicaWaxingは3C(定電流充電)の特許技術を得た脱毛機で「IPL脱毛」をメインに施術します。また、VIOは施術前の処理が難しい事と毛が皮膚から生えてきた時のチクチク感を避ける為に、ブラジリアンワックスと併用して行う事をお勧めします。
他の体の部分は痛痒くならいので、ワックスをして光を当てる必要はありません。
SHR脱毛
「SHR脱毛」とは、「蓄熱式脱毛」連射式になります。
表皮に近いバルジ領域を含む毛全体を包む毛包に弱い熱を照射して熱を蓄積させてダメージを与える施術方法です。バルジ領域は毛穴のなかにありますが、毛根よりも浅い部分にあり、毛に発育指令を出す役割を持っています。SHR脱毛はこれから生えてくる新しい毛にダメージを与えて抑毛していきます。
弱い熱を使用するので、痛みが少なく肌への負担も少ないのがSHR脱毛のメリットです。また、メラニン色素に反応したり毛根にダメージを与えたりする方法ではないので、毛周期に関係なく通えるのもSHR脱毛の良いところです。
IPL脱毛や医療レーザーの施術では痛みが強すぎと感じる方には、痛みはほぼない脱毛方法になりますのでお勧めの脱毛方式になります。
SHR脱毛はこれから生えてくる新しい毛にダメージを与えて抑毛していきます。負担が少ない分、IPL脱毛に比べて回数も増えて効果を実感するまでに時間がかかることがデメリットです。
下記に当てはまる方は安全性を考慮して光脱毛の施術をお断りしています。
- 極端に色素の濃い肌又は白い肌
- 日焼け前後1カ月の方
- メラニンが濃い箇所(ホクロ・乳輪の毛など)
- 妊娠中の方
- 糖尿病、肝臓病、賢臓病、その他内科系疾患の方
- アトピー性皮膚炎、ケロイド体質、光アレルギー、ヘルペス、その他のの皮膚疾患の方
- 伝染病疾患を持っている方
- 薬品を使用している肌
- まぶた・粘膜部分
- コラーゲンを注入している部位
- 病中、病後の方
- 500~1200nmの光を禁患とする薬を内服している方
- アルコール中毒の方
- 皮膚に病変(切り傷、炎症、ニキビ、その他の術後)がある場合
- てんかん発生の既往症がある方
- 刺青の上のトリートメント~刺青が薄くなる可能性がある
- ニキビ用の軟膏を使用している場合~皮膚が乾燥しているため
- 施術箇所に色素沈着(しみ、ほくろ)または色素性病変(アザ芯)の場合
- 肌の弱い方、肌が乾燥している方、皮膚の弱い箇所
- ピルを服用されている方
上記に少しでも当てはまり、不安な方はワクシングをお勧めします。